すてっぷ・じゃんぷ日記

今日の活動

就労課題リサイクル作業

すてっぷではアルミ缶とペットボトルのリサイクルに参加しています。中学生以降の就労期移行支援の自立課題として課題を利用者に提供しています。ペットボトルはラベルを剥がして潰し、アルミ缶は潰してリサイクル業者に回すのです。ここまでは誰もがわかるリサイクルの手順です。ただこのリサイクル活動に付随する全国規模で展開する二つの活動はどうも首を傾げてしまうのです。

ペットボトルのキャップを集める運動は、発展途上国の子ども達にワクチン投与するためにキャップを集めたプラスティック回収費をワクチン代にしようというものです。エコに優しく、しかもワクチンが送れるから子ども達の道徳教育やPTA活動にと全国に広がっています。ワクチンは一本10〜20円です、ゴミ袋いっぱいにキャップを集めても10円〜20円程度にしかなりません。そのための郵送料が1,000円です。その郵送費で数十本のワクチンが買えます。だったら郵送費を寄付した方が合理的です。ペットボトルの回収システムは行政が税金をつぎ込んで成立しています。キャップだけ集めて環境保全にはなりませんが啓蒙活動として良いということでしょうか。こうした運動は環境保全とか貧困救済とかを掲げたなんとか協会とかなんとか協議会が助成金を税金から引っ張って成立しているような運動もあります。キャップ回収運動は、ワクチンを送った実績がないと告発されて理事長が謝ってからは、途上国にワクチンを送っているそうですが、環境保全にかこつけて、なんだか胡散臭いのは解消されていません。

アルミ缶のプルタブ集めもその非効率性と時代錯誤性が似ています。プルタブを切り離して集めると車椅子がもらえるのです。アルミのリサイクル(省エネ)活動と障害者福祉のダブル貢献活動は人心に強力に作用します。プルタブを集めるようになったのは1980年頃です。自動販売機とともにアルミ缶飲料が急速に普及しはじめた頃です。当時のアルミ缶のプルタブは、今のように本体にくっついているものではなく、タブを開けるとタブだけ外れたのです。小さなプルタブがポイ捨てされ子どもの怪我など大きな社会問題になり『プルタブ被害をなくそう!』とはじまったのがプルタブ集めでした。集めてボランティア団体に持ち込み収集し、その後リサイクル工場へ持っていくと、溶かしてアルミ製品原料に変え、金属会社の利益と加工手数料を引いてお金をもらい、そのお金を車椅子などの購入資金に充てるのです。これも車椅子一台買うのに、車椅子の重さ(10kg)の100倍の重さ(1t)のプルタブを集めるのです。プルタブは1個0.6gですから170万缶のアルミニウム缶が必要です。1世帯から毎月100缶集めてのべ1.7万世帯分ですから、1年だと毎月1500世帯から回収すれば1年で車いす1台と交換できます。ただし、休日を除き毎日7500本のプルタブをアルミ缶から外す作業となります。一事業所で10人がかりなら一人約750本の処理です。1分で4個外すとすれば毎日3時間弱の作業を行うことになります。車いすの価格が3万円としても、一人が毎月稼ぎ出す金額は60時間働いて250円です。時給4円です。何か他の生産活動をして車いすを買った方が200倍合理的です。

最近の自販機で販売されているアルミ缶飲料のプルタブは、外そうとしない限り外れない仕組みになっています。それでもなお『プルタブ』を集めようとするのは本当に車椅子がもらえるからでしょうか。なんとなく今まで通りこれまで通りが心地よいという文化のせいでしょうか。『外れたプルタブ』で怪我をする人が出ない為に行っていたプルタブ集めで、わざわざプルタブを外しているのです。『プルタブだけ』を持ってこられることに、難色を示すリサイクル工場もあるそうです。アルミ缶リサイクル協会も、外さないでリサイクルしてくださいと明言しているのです。

それでもプルタブ回収活動は続いています。道徳教育にちょうど良い題材。環境美化や省エネ運動の啓蒙活動として取り組みやすい。そもそも回収活動の起源や目的を知らない。理由はいろいろあるけど、みんながやっているからという同調圧力がかかり、やめたらどうかとわざわざ善意をなじるような誤解を与えても仕方がないというところでしょうか。でも、手段を目的に変えたこれらの活動に、素の慈善活動とは一線を画する違和感を感じてしまうのです。別にいいですけど・・・。

ピンポンカップインゲーム

ピンポンカップインゲームを行いました。ピンポン玉をワンバウンドさせて、箱の中の各点数のカップに入れ、合計得点を競うゲームです。皆さん一生懸命、ピンポン玉を床にぶっつけて高得点をたたき出していました。とても盛り上がったひと時となりました。ところで正式なゲーム名はカップインピンポンゲームかピンポンカップインゲームかどっちなんでしょう??This is a game that you throw ping-pong balls into paper cups.

 

小麦粉祭り

本日はたこやき・ソフトケーキ・ドーナッツの選択おやつ作り。グルテン縛りの小麦粉祭りでした。ところでこのグルテンの「過剰」摂取により、精神状態への影響や体が疲れやすくなり、倦怠感やうつ症状などをもたらすと言われています。パンや麺を控えてみて、イライラ感や憂鬱感が出てきた人は、グルテン中毒かも知れません。また、小麦粉を調理して、パンが出来上がった場合の糖質量は、通常の小麦粉よりはるかに倍増します。食パンは1枚は角砂糖8個分の糖質があり砂糖中毒にも拍車をかけてしまうので、できれば粉ものは避け和食が望ましいのかもしれません。とは言いながら、ほとんどのおやつ作りはフルグルテン。うーん悩むなぁ。

ストラックアウト

ストラックアウトも様々なものがあります。的をぶち抜いたり、区切りをひとづつ埋めたりするだけでなく、埋めたエリアにはお気に入りのキャラクターや乗り物を貼ることで、マンネリでつまらなかったゲームに気合が入ります。ちょっとした日々の工夫と子どもの趣向を捉える遊びプロデュースが大事なのです。

缶釣り

空き缶釣りと言えば、マグネットと相場が決まっていますが、それでは簡単すぎるしマグネットが重いのでお互いの糸が絡まりやすいのも気になります。そこで、マグネットの代わりに割りばしを切った短いもの(3cm程)をたこ糸にT型に結び付けて空き缶の穴に竹ひごが引っかかるように釣ります。これはかなり調整力が必要になりますし、釣れれば達成感もあります。子供が成長するのと同じようにゲームも少しづつ成長させます。

人生ゲーム

人生ゲームのルールは、すごろくとほぼ同様です。ただし、サイコロではなくルーレットを回して、出た指示に従います。結婚や就職などのライフイベントを経験しつつ、億万長者を目指すゲームです。人生ゲームは、通常のすごろくのように早くゴールすることだけが目的ではありません。あらゆるイベントによってお金を稼いだり借金をしたりして、最終的な総資産額で勝敗を競います。ルーレットで出た数字によって運命が決まる、ギャンブル要素の強いゲームです。

人生ゲームの原型は、1860年頃にアメリカで誕生。その後創業100周年記念として1960年に開発された「THE GAME OF LIFE」というゲームを翻訳したものが、1968年に日本で人生ゲームとして発売されました。人生ゲームをアメリカン・ゲームシリーズとして発売したのは現在のタカラトミーです。その後人生ゲームは日本独自の進化を遂げ、国民的ゲームへと成長します。大人も楽しめる内容であったり、人気キャラクターとコラボレーションしたりと、工夫を凝らした人生ゲームも多数販売されています。

てなことで本日は人生ゲーム。小学生が人生にチャレンジしているのもなんだか妙ですか、みんな楽しんでいます。

 

Made in CHINA

買ったばかりのハンディ―掃除機のターボブラシが壊れました。「コードレス掃除機 MooSoo 17000Pa 超軽量 サイクロン式 2WAY 壁掛け充電&収納 35分自由掃除 K17 改良型 」1カ月半でアウトでした。さすが中国製、期待どおりでした。最近子どもたちのごほうび制で、子どもたちが競うようにお掃除してくれるのはいいのですが、何しろ扱いが乱暴なので、作りの甘い中国製電化製品はすぐ壊れたということです。早速反省して、高いけど日本製を買うことにしました。

「焼き飯」と「チャーハン」

本日は始業式。給食がないのでみんなおなかを減らして帰ってきます。メニューは「焼き飯」。みんなたらふく食べておなか一杯でした。ところで、「焼き飯」と「チャーハン」はどう違うのでしょう?「ピラフ」は生のお米を炒めてからスープで調理するのでさすがに別物ですが、「焼き飯」と「チャーハン」の明確な違いは何でしょうか。調べてみると、ご飯を炒めてから卵、具材を入るか、その逆かだそうです。そのため、チャーハンには卵が必ず入りますが、焼き飯では、卵を入れないで作られることもあります。それ以外には、中華料理専門店以外ではチャーハンの作り方であっても遠慮してか焼き飯として提供されている事もあります。それから、チャーハンは醤油やごま油を使用しますが、焼き飯はオイスターソースや和風だしその他いろいろアレンジOKで調味料縛りはありません。起源となった料理は、インド料理の「プラオ 」です。西方のウズベキスタンやトルコを経由してフランスに伝わりピラフ料理が生まれました。東方の中国に伝わると、チャーハンとなり中国を経由して日本に伝わり焼き飯という料理に変化したらしいです。

折り染め

折り染めをしました。単純に、角が出来るように折るだけです。四角でなくとも、三角でも何でもOKです。折り目を多くすれば、細かい模様になりますが、 あまり細かくし過ぎると、 混ざりあって発色が悪くなる事もあるので、 必ずどんなふうに完成させたいかシンメトリー(対称的)イメージして、実験しながら折り方を決めます。半紙を単純にくしゃくしゃに丸めて、好きな場所から、 2~3色絵具をつけても、折り染めが出来ます。色と形の対称性で思わぬ作品ができあがって歓声が上がりました。

 

ボーリング

今日は亀岡のアルプラザでボーリング。初めての子もいて100点には届きませんでしたが、1ゲームで結構楽しめます。子ども達は転がすことができず「ゴン!」とボールを落としてしまいます。ロフトボールというマナー違反なのですが、適切な形でボールが握れていないから、宙に放り投げてしまうのです。レーンも傷つくのでスタッフはヒヤヒヤ。真ん中の1番ピンに当てようとレーンの中心に立つ子ども、「遠くのピンを見ないで、手前の三角印(スパット)を狙え」。右利きの場合、ストライクを狙う場合は右から2番目のスパットを通るように投げるのです。立ち位置も「中心より右寄り」で、これをストライクポジションと説明しますが、ちっとも聞いてないです。

ファールラインから1番ピンまで約18メートルのうち、手前の約3分の2にオイルが塗ってあって、つるつる滑るのです。この区間はボールはまっすぐ進むのですが残りの3分の1でボールは左に曲がるのです。ボールは投げるのではなく、転がすのですが、必要なのは手首の返し。逆手に握ったボールは徐々に90度内側へ手首を返しながら離すように投げる。するとフックボールといって、ボールにスピンがかかり自然と軌道が左に曲がっていくのです。わかねんかなー…。またリベンジしましょう。