掲示板

みんなちがってみんないい

片付けられない

片付けられない状態が悪化すると、家がゴミ屋敷化するだけでなく、精神的にも不安定になり約束を忘れたり締め切りが守れないなど社会生活も乱れてきます。それは原因と結果が逆じゃないかと言う考えもありますが、環境状況が精神に与える影響は絶大です。まずは環境に原因を求め、それでも効果がなければ病的な原因も考えます。要らない物やゴミを処分するには分別したり、ゴミ捨て場までゴミを運んだりしなければなりません。ゴミが大きければ簡単には捨てられませんし、高齢になるほど『捨てる』ハードルは高くなるでしょう。捨てられなくなっているのは、高齢者ばかりではありません。子育て中の若い世代にも片付けられない人は増えています。

『子育てに専念しているから』『忙しくて時間がないから』など理由はそれぞれですが、特に深刻なのが何らかのストレスでうつ病を発症した人です。婦人のうつ病は、産後のホルモンバランスの乱れから発症する場合が多く、発症すると何も手につかなくなります。片付けをする気力もわいてこないので、部屋が散らかっても対処できないのです。うつ病は、気力の喪失・判断力の低下が顕著です。様子を見ておかしいと感じたら、なるべく早く専門医に相談するように勧めることが大事です。

『AD/HD(注意欠如・多動症)』の人も片付けが苦手です。注意力に欠けていたり、落ち着きのない行動が目立ったり、頻繁に忘れものをするなどが症状です。発達障害は、脳の神経伝達物質が十分に機能しないために起こります。当人の意思とは関係ない不具合なので、この症状が出ているなら、片付け下手を責めても意味がありません。服薬などで解決しなければ『片付けが苦手』という個性として理解します。ただ、AD/HDとうつ病は併発しやすいので、医療のサポートが重要です。

家の中が片付いていない子は、物を大切にできない、忘れ物が多い、段取りが悪い事が多いです。片付けをしない家では物が散乱しており、何が大切で何がいらないものかわかりません。結果として子どもは物を大切にできなくなります。また、整理整頓とは程遠い暮らしのため、片付けられない親を持つ子は、段取りをつけて物事に当たることが苦手で、無駄な動きが多く、忘れ物の多さも目立ちます。また、掃除がされない家では、ダニやカビ、害虫が繁殖します。ホコリで気管支炎を患ったり、ダニや害虫でアトピー症状が出たりする子もいます。汚すぎる家での子育ては、一種のネグレクト(育児放棄)ともいわれます。気になる子を見つけたら、役所等に相談するとよいかもしれません。しかし、家の中をかたずけたいという気持ちが親になければ問題は解決しません。

サポートするのは、行政だけでなく協力者やサポートチームが必要です。近親者や友人、ご近所でも、その親が信頼できる方ならだれでもいいと思います。片付けを行う時に重要なのは、不要な物を捨てることです。しかし、物を捨てるなら、持ち主の承諾が必要になります。『捨てる、邪魔』などマイナスな言葉は使わず「不要な物を減らして、快適な暮らしをして欲しい」など暮らしをサポートしたいという気持ちを示すことです。それでも手に追えなかったり、片付けに時間が取れなかったりする場合は、片付けのプロに発注することも視野に入れます。例えば、イオングループで家事支援事業を展開する『株式会社カジタク』には、『片付け名人プレミアム』というコンサルティング型片付け整理収納サービスがあります。このサービスは、オリジナルな片付け方を提案してくれるのが特徴です。ライフオーガナイザーは、生活動線や生活パターンまで配慮してプランを提案してくれるので、自分たちでは難しい理想の片付けを実現できます。片付け終了後に渡されるアドバイスシートがあれば、その後もリバウンドなく綺麗な家を保てます。

片付けがうまくいったとしても、これまでと同じ生活パターンを送っていては、すぐに元の状態に戻ります。居心地のよい部屋をキープするには、部屋を散らかさないように努力しなければなりません。部屋を散らかさないために最も重要なのは、むやみに物を買ったりもらったりしないことです。物が増えてきたら収納を増やすのではなく、物を減らすのです。たとえそれが生活に必要な消耗品でも、大量に所持する必要はありません。物の保管スペースを決めて、そこに収まる分だけに所有すれば綺麗な部屋を長くキープできます。

こまめに掃除する習慣を身に着ければ、ゴミや汚れを溜め込むことはありません。掃除道具を身近な場所に置く、毎日決まった時間だけ掃除するなど、小さな事から習慣にします。それでもついつい忘れてしまうという人は、掃除スケジュールを管理できる掃除アプリなどを活用します。なかなか片付けに取り掛かれない人は、ブログやSNSで『#掃除宣言』するのも効果的です。他人に宣言すると、モチベーションが上がります。結果や成果も逐一SNSに上げていけば、同じような境遇の人からアドバイスや共感の声をもらえるかもしれません。片付け作業が孤独に感じる人は、他人と共有することで孤独感からも解放されます。

ADHDと遺伝

親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5〜10倍高いといわれています。これを確率に直すと、親がADHDの場合、50〜80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果が出ています。このようにADHDと遺伝の関係は有力視されていますが、ADHDの発症にかかわる特異的な遺伝子はまだ発見されていません。なぜなら、ADHDは遺伝要因単体では発症せず、そこに経済的問題、家族背景、虐待などの環境要因が組み合わさることで発症するためです。しかし、ADHDの発症に関与している可能性のある遺伝子がいくつか指摘されています。

家族や近親者の病歴がADHDの発症に影響している可能性が指摘されています。保護者の方が、過去に自分がADHDと診断された経験があったり、現在ADHDの症状があり困っていたりする場合、子どものADHD診断や対処法の手がかりとなることもありますので、まずはかかりつけの小児科医など身近な医師に相談してみましょう。実際、ADHDの症状を持つ保護者がADHDの子どもの様子をみていると「自分の子どものころとそっくりだ」と思うこともあるようです。その場合、保護者は「自分が感じてきた生きづらさを子どもにさせたくない」という一心で厳しく育てようとしてしまうことがあります。一方で、「ADHDの症状を知っている理解者であり、経験者」として子どもをサポートできる可能性を持っています。

ADHDは、昔はわかりませんでしたが、早期に専門的な介入を行い、適切にケアをしていけば、日常生活における困難さを低減することが可能です。これは学習障害や自閉スペクトラム症にも言えることです。充実した学校生活を送り、社会で自立できるよう、気になることがあれば医療機関の受診や地域の発達障害支援センターなどへ相談することが大事です。一人で解決しようとしないで、他者の力を借りて行けばいいのです。自分の信用できる関係者を思い出してください。困ったことを放置しないで「助けて」と言ってみましょう。誰だって苦しい時はあります。一人で乗り越える必要はありません。助けてもらっていいいのです。そして、誰でも助けでくれるわけでもありません。助けてくれるまで発信し続けるのです。下手な鉄砲も数うてばあたります。まずは「助けて」ということです。

日本ラグビーを育てたダイバーシティー

ラグビーW杯の日本と南アフリカの試合は、残念ながら日本は敗退してしまいました。しかし日本代表の躍進は海外からも予想だにしないほどの活躍ぶりとなりました。何より、日本国内の注目を一気に集めた1カ月間でした。このブログでも、以前に「ラグビー・ワールドカップ9/25」に書きましたが、外国人選手が半分いることで、日本人のラグビー力量が引き上げられているのです。日本が強くなったのは、外国人選手のおかげと言うよりも、生まれた国が異なる人がいるというダイバーシティーな環境が世界水準に日本ラグビーを育てたということです。

そして、海外から来た選手は日本のことを本当に好きになって日本も、日本のファンのこともリスペクトしています。試合相手の南アフリカ出身のピーター・ラブスカフニは、「南アフリカ出身であることが誇りであるのと同じくらい、日本代表であることが誇り」「第二のベースホーム=祖国」だと言います。日本に帰化し長く日本で貢献してきたトンプソン・ルークはこてこての関西訛りで「南アフリカめっちゃ強い」と言いながら、引退声明を翻して4回目のW杯に最後まで関わりました。みんなちがってみんないいの原理を今回のラグビーW杯は見せてくれたような気がします。

これでベスト4が決まりました。準決勝は10/26イングランド対ニュージーランド、10/27ウェールズ対南アフリカです。11/2横浜国際球技場で優勝はどこのチームでしょう。最後まで目が離せません。

デイジー教科書

「マルチメディアデイジー教科書」は、学習障害やADHD・アスペルガー症候群など発達障害の子どもや、弱視などの障害のある子どものために作成されている教科書のことです。通常の教科書に、音声読み上げ機能と、テキストのハイライト機能がついており、音声を聞きながらハイライトされたテキストを読むことができます。デイジー教科書は、小学1年生から中学3年生まで、全国で使われている主要科目の教科書が提供されています。簡単な申請をするだけで、希望の教科書を無料で利用できます。デイジー教科書は学校での利用だけに限らず、家庭での音読の補助や授業の予習復習に活用できるのでとてもおすすめです。学習障害の傾向のある子供、または文字を読むことや音読が苦手なお子さんをお持ちの方は、ぜひ利用してみてください。

「マルチメディアデイジー教科書」とは、学習障害(読字障害)など発達障害、弱視など視覚障害やその他の障害で、通常の教科書を読むことが難しい児童のために、制作されているデジタル教科書です。2008年から文科省の委託事業として(公財)日本障害者リハビリテーション協会とボランティア団体によって制作・提供されています。デイジー教科書は、音声のナレーションに合わせて、文字がハイライトされます。また、子供に合わせて、音声のスピードや文字の大きさ、文字色や背景色などが細かく調整できます。デイジー教科書には、文字を読むことが苦手な学習障害の子供にとって様々なメリットがあります。
1どこを読んでいるか分かりやすい
2文節の区切りが分かり、どう読めばいいのか理解できる
3漢字や単語の読み方、イントネーションが分かる
4デイジー教科書で下読みをして予習をしておくことで、授業の理解度が深まる
5教科書にルビをふるなど、保護者の負担が軽減される

デイジー教科書を利用したい場合は、利用申請をします。医学的診断や学校の許可などは必要ありませんが、年度ごとに申請する必要があります。デイジー教科書のサイトのフォームから、メールアドレス・パスワード・保護者氏名を入力します。 デイジー教科書申請フォーム確認メールに記載してあるページにログインし、デイジー教科書の申請を行います。住所や、利用する児童の学年や学校名を入力します。利用を希望する教科書を選択して申請します。申請が承認されると、 約1週間以内に【SchoolBook】よりメールが届きます。以上で申請が完了し、デイジー教科書のデータがダウンロードできるようになります。

 

言い訳への対処法

言い訳をする人は傷つきやすいので、言い訳をしたからといって頭ごなしに怒るのは逆効果です。言い訳をする人は怒られることが怖いので、表面上謝っていても心の中では言い訳をして責任逃れをしています。ただ怒っても心の底から反省することはありません。とても臆病なので自分のせいだと素直に認めることができないのです。相手に事の重大さを気付かせたい、同じ過ちを繰り返してほしくないと思うのならまずは怒らないで話をしなければなりません。言い訳を始めたら、ひとまずその主張を聞いてあげるのです。怒られないで言い分を聞いてもらえることで、相手は少し冷静になれるでしょう。大きな問題を起こしてしまった時などは、ついカッとなって怒ってしまいがちですが言い訳をする人を相手にする時はこちらが堪えなければならないのです。

言い訳をされても怒らず、ある程度相手の話を認めてあげることが大切です。すべてを否定されると逃げ道がなくなってしまうので、言い訳をする人は精神的につらい状況になってしまうのです。本来なら、悪いことをしてしまったのなら怒られるし謝るのが普通なのですが、言い訳をする人は心が弱い人なのでそれに耐えらえません。なので言い訳を少し認めてあげる必要があるのです。嘘でもいいので、君の意見も一理あるけれどなどと付け加えて話をしてあげましょう。そして優しくなにが悪かったのかを説明してあげるのです。そうすることで、自分の言うことも少しは正しいのだと思うことができます。全面的に自分が悪いわけではないと思うことでほっとして、こちらの話もすんなり聞き入れてくれるようになります。言い訳をする人というのは繊細な生き物です。面倒ですが、相手をする時はこちらが大人になってあげなければなりません。

自分が悪いことに気が付きつつも認めるのが怖いだけの人ならまだ扱いやすいのですが、言い訳をする人の中には本気で自分は悪くないと思っている人もいます。このタイプは厄介で、こちらが一生懸命説明したところで自分が悪くないという考えは変わりません。何故なら、自分の立場からしか物事を考えていないからです。言い訳をする人は自己中心的な人とよく似ているのです。こういうタイプにわかってもらうには、実際に相手が嫌がるようなことをして同じ言い訳をするのが一番です。自分で言い訳をしている時は自分のことしか考えていないので、言い訳をしていることにすら気が付いていない可能性があります。しかしこうして自分がやられてみて、その時初めて言い訳をされる方の気持ちがわかるわけです。君がやっているのはこういうことなんだと教えてあげれば、言い訳は恥ずかしいことなのだと理解できるかもしれません。

言い訳をする人の中には、なにを言ってもちっとも効果がない人もいます。残念ですがこういう人はもう変わりません。できるだけのことをやって、それでも言い訳をしてくるようなら言い訳を始めた直後に席を立つようにします。言い訳を聞くのもストレスになりますし、尽くしても変わらない相手にわざわざ付き合い続ける必要はありません。それに、席を立つことで不快に思っていることをアピールできます。黙ってその場を離れてしまえば、話をするわけではないので言い訳はできません。それを繰り返していれば、言い訳をすると話を聞いてくれなくなってしまうということを覚えるでしょう。人から無視をされるのは痛いですから、次第に言い訳も減っていきます。荒療治ですが言い訳を聞かなくてすみますし、言い訳をする人も自分の発言についてよく考えるようになるかもしれません。

恐怖を感じることによる言い訳など、多くのケースは「自分は悪くない!」ということを伝えたいために生じる場合がほとんどです。少し悪い表現で表すのなら彼らは「臆病」なのです。言い訳が悪いという考えはいったん捨てて、自分の考えを伝える、相手の思いを受け止めるという意識をすると、無駄なエネルギーを使わずに済むかもしれません。

 

不登校児の学校リリース

ASD不登校児者に再登校・教室復帰を目標とした指導を行うことは、ASDの特性から必ずしも適切とはいえないです。 ASD児者にとって安全で安心できる学校にするためには、そのための環境づくりが必要であり、できるだけ小規模の学校で少人数学級であり、教師が多様性を受け入れられる子どもたちを育てる能力があることが重要だと考えます。しかし、現状では 学校をASD児者の特性に合わせた環境にすることは難しく、その特性から不登校になるASD児者が少なくありません。

本人の特性や不登校に至った原因やその時の本人の状態等を充分にアセスメントしたうえで、再登校・教室復帰を目標にしない指導や、本人が安心して学習できる場所や制度を用意すべきだと考えます。 ASD当事者の体験から、小中学校でいじめを受け、学校に行くことが苦痛 にもなったが、不登校にはならなかった理由に、小学校から高校まで通った教会の日曜学校が居場所になっていたという報告があります。そこには、重度の知的障害や肢体不自由のある子どもたちも通っていて、その子たちと親しくなり手助けをすることで、自分にも誰かの役に立つことができると実感でき、学校とは違って自分が無条件に受け入れられる喜びも感じたと言います。 重度の知的障害や肢体不自由のある子どもたちは、めまぐるしい動きをすることが少なくて安心でき、通常学級の中ではできないことの多い自分が誰かの役に立てることで自尊感情も高められたというのです。

例えば、地域活動支援センターや就労支援施設 (喫茶)な どの福祉施設が、社会とつながるために定期的に通う居場所になると思います。そこで、個別指導の形で学習をしたり、施設の利用者と交流したりすることも大事かもしれません。ASDの特性は幅広く多様ですから、一人一人に合った居場所が必要で、幅広 く多様な選択肢があることが望ましいと考えます。学校にこだわらず、地域にある公民館、図書館、福祉施設、NPO等による子どもの居場所など、不登校になったASD児者が通えるところをその子の学校にするということができるなら彼らの発達保障の可能性は大きく広がります。その際、学校や教師や保護者が安全安心だと考える場所ではなく、本人が安全で 安心だと思える場所で学習できるようにすることが重要だと思います。

現在、公の適応指導教室等に馴染まないASD不登校児者については、民間のASD児者を受入れているフリースクールや学習支援等をする形でのホームスクールなどが受け皿となっていますが、経済的負担も大きく、数も少なく、本人に合ったところを見つけるのも難しいため、引きこもりになってしまうことが少なくありません。学校に限りませんが、 周囲と違う者を排除しようとする風潮は簡単にはコントロールできないし、教師は多忙で余裕がありません。学校 (社会)をASDにも優しいものにしていくためには、学校関係者だけではなく、地域の専門家や住民も含めた地域全体で特別支援教育に取り組んでいく必要があります。その中で、教育と福祉の連携について、制度的にクリアしなければならない点も含め、具体的にどのようにすればよいかを、大きな行政の動きを待つのではなく、最小限の自治体レベルでの工夫と実行が急務だと思います。発達障害と不登校問題は、いわば現代教育の制度疲労であり、従来の学校だけをあてにしていても、学校だけで解決できる問題ではないと思います。

 

Snoezelen

スヌーズレンは、オランダ語の造語です。オランダのエーデという町にある知的障害を持つ人々が住むハルテンベルグセンターで生まれた活動とその理念です。創始者は、アド・フェルフール。1970年代の半ばからアドさんや近隣の施設でのアイデアや活動から始まりました。スヌーズレンの語源は2つのオランダ語、スニッフレン<クンクンとあたりを探索する>、ドゥースレン<ウトウトくつろぐ>から造られた造語であり、「自由に探索したり、くつろぐ」様子を表しています。どんなに障害が重い人たちでも楽しめるように、光、音、におい、振動、温度、触覚の素材、こんなものを組み合わせた感覚を重視した部屋が生まれました。出来上がった部屋は、障害を持つ人のみならず、その傍らにいる、介助者にとっても心地いい空間となりました。

スヌーズレンは、治療法でも、教育法でもありません。支援者は、治療効果や発達支援を一方的に求めることはせず、障害を持つ人のオープンな楽しみ方をありのままに受け入れ、一緒に楽しみます。スヌーズレンは、障害を持つ人が、自分で選択し、自分のペースで楽しむための、人生の大切な時間だという考え方です。そして共に過ごす人との相互作用により、社会的な存在を表す時間なのです。スヌーズレンを実践する上で、大切なことは、障害を持つ人と支援者が、同じ人間として同じ場で同じ感覚を経験し、互いの感じ方や喜びを共有すること、それを通して人と人との関係をより深めることだと言います。

今では、重い知的障害を持つ人々の分野だけではなく、様々な分野へと広がっています。そしてヨーロッパ本土、イギリス、アジア各国、アメリカ、カナダ、世界中の国々にも広く理念と活動が浸透していきました。特にヨーロッパでは、認知症を持つ老人、精神障害を持つ人々、小児病院、普通幼稚園、町のコミュニティセンターなどにも広がり、あらゆる人が利用し、心地よい時間を過ごす場と認知されるようになってきているのです。ここ日本でも急速な広がりを見せています。大事なことは、くつろぐ空間を多様な人で共有するという目的です。共有・共存の場、そのために、様々なスヌーズレングッズやスヌーズレンスペースが開発されてきたのです。ウォーターベッドやバブルチューブなど高価なアイテムと空間と言うイメージが強いですが頭だけ突っ込むようなスヌーズレンボックスなども開発されています。人工的な空間と思いがちですが、秋の黄昏時のベランダのハンモックと落ち葉とか、みんながうっとりできればそれは自然の中でもいいわけです。

 

余暇支援

自閉症や発達障害の人は、時間を持て余してしまったり、空いた時間に何をして良いのかわからない事があります。待ち時間などでも自分から時間をつぶすことが出来ず、手持ち無沙汰から悪戯をしたり、ふらふらと立ち歩いたり、常同行動を取ってしまうこともあります。また、時間を持て余すあまり、イライラして不機嫌になり、場合によっては怒り出すこともあります。大人になって社会に出てからも、平日は働いたり施設に通って時間を過ごすものの、休日には何もやることが無く、一日中家でテレビやアニメを眺めたりゲームをしているだけという事も多いようです。自分からやりたい事がないと、せっかくの休日も何もせずに終ってしまい、リフレッシュや気分転換もできなくなってしまいます。

自閉症などの発達障害の人は目に見えない時間の概念の認識が難しく、時間の感覚や流れへの理解が乏しいということがあります。そのため、休み時間が10分あるとわかっていても10分とはどれ位なのか、10分間で何が出来るのかがわからないということがあります。また時間の開始と終わりが明確でないと、何処から何処までの時間が自由に過ごしてよい時間かわからず、気が付いたら自由時間が終わってしまったということもあります。時間の間隔や配分などが難しい子どもの場合には、自由時間の開始と終了を明確にすることで時間への理解を促します。自由時間は開始の時間と終了の時間をタイマーや時計の針を具体的に示すことで理解できるようにします。終了時間前には「あと何分で終わりだよ」と何度か声をかけたり、残り時間がわかりやすいようなタイマーを使用することで終わりの時間が意識しやすくなり、行動の切り替えもスムーズになります。

自由時間の前後だけでなく、1日の流れやスケジュールを説明する際にも、何時から何時までが自由時間かわかるようにしておくと、見通しを付けやすくスムーズに行動できるようになります。本人がやりたいことや好きな事を事前に把握しておくのは何より大事です。やりたい事を把握しておくことで、本人が時間を持て余している場合には、好きな事を提示してあげることが出来ます。あらかじめ好きな事リストを作っておき、本人が暇そうにしていたらリストを見せて、自分でやりたいことを選んでもらうという方法も取ることができます。この方法を用いることで、空いている時間を過ごす方法としても使うことが出来ます。

やりたい事や好きな事の把握が難しい場合には、周囲の大人が本人の取り組める課題を与える方法もあります。時間を持て余してしまうと不安などからイライラするような子どもでも、出来る範囲の課題を与えると集中して取り組める事が出来る事も多いです。課題だけでなく本人の好きそうな活動を提示したり、お手伝いを頼んだりするのでも効果があります。


自分でやりたい事を選択できる場合には、いくつかの課題や活動内容を提示し、本人に選んでもらうのが一番ですし、選択できないなら選択できるように取り組むことはとても大事です。人から言われて行動できることは大事ですが、やりたくもないことを続けるのは誰でも苦痛です。余暇支援と自発の伝達手段や選択行動は裏表です。自分で選ぶから余暇は楽しく安心できるのです。

時間を持て余している際には自分から親や先生などに「暇である」「やることが無い」という事を伝えられるようにするのも重要です。発達に遅れのある子どもは自分の意見や気持ちを人に伝えるのが苦手であったり、伝え方自体が分からないという子どもも多いです。そのため、暇で時間を持て余している際には、その事を他人に伝える事を教える方法を教えましょう。「やることが無い」「何をして良いのか分からない」という事を他人に伝えて指示を受けることは、社会人として働きに出た際にも必要な報告と相談になるので、子どもの頃からこれらの報告が出来ると社会に出てからも役に立つことでしょう。

発達に遅れのある子どもはその特性などから、暇を持て余した際に何をやれば良いのか分からないということがあります。自分で決めることが難しい場合には選択できる方法を取ったり、周囲の人が声をかけます。好きな事や興味の幅を広げるのも重要な事の一つです。新しい物事に取り組むのにも抵抗を示したり時間がかかったりする事がありますが、新しい物事に触れさせてみたり、色々な場所へ外出する機会を作ることが必要です。また、発達障害の人は様々な外部の刺激などから、疲れやすいという特徴もあります。時間を持て余している場合には活動を行わせるだけでなく、休息やリフレッシュなど、のんびりする方法の開発や提案も重要です。

ワールドカップ・ベスト8

10月13日、ワールドカップ予選プール最終戦。ワールドカップでは3度対戦して、一度も勝利したことがなかったスコットランドに、28-21で見事に日本は勝利しました。「今週は多くの人に感動や勇気を与えるチャンスだったので、常に準備することを意識してやってきた。ピッチ立っていた23人だけじゃなく、『ONE TEAM』で勇気を持ってプレーできた」と主将リーチ・マイケルは語りました。「台風19号で被害に遭われた方がたくさんいる。ラグビーを通して、日本中に感動・勇気を与えられるようなプレーをしよう」日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は試合前のホテルで、選手に伝えたそうです。

スコットランド戦の勝因を、リーチは「我慢。最後まで走って、立ち上がって、タックルに行ったこと」と答え、フォワードを引っ張った堀江は「めちゃくちゃ強かったが、練習の成果が出た。フィジカルで圧倒してこようという気迫がすごかった。(後半は)流れが向こうにいくと思っていたので我慢した。ベスト8に入れて、めちゃくちゃうれしいです」と表情を崩しました。試合後、ジョセフHCは、「今週は万端の準備ができた。まぐれではない。いろいろな人たちが懸命に努力した結果だ。(中略)なにより、選手たちの『勝ちたい』という気持ちがスコットランドを上回った。ベテランも若手も150%の力を出し切った。それが勝利につながり、こうした景色をつくり出した」と語りました。

日本代表は「ワールドカップ・ベスト8」を目標に掲げてきました。ただ、戦いはまだ続きます。監督頼みの受身のチームではなく、リーダーグループがチームを引っ張り選手主体で行動できるチームに、選手たち自らが考えてチームを引っ張る集団にと、ジョセフHCは4年間かけて育ててきました。それが、今のジェイミー・ジャパンの強さです。10月20日、日本代表は準々決勝で、W杯優勝2回を誇る南アフリカ代表と対戦します。前回大会で逆転勝利を飾った「ブライトンの奇跡」を彼らは必ずリベンジしようと待ち構えているはずです。4連勝の勢いと『ONE TEAM』のジャパンプライドを、ラグビー強国南アフリカにぶつける大勝負が楽しみです。

スクラップアンドビルド

あれがいい、これがいいと教育現場場はこれまでの行事を削ることなく新しい内容を増やしてきました。英語、プログラミング、土曜授業復活、学力テスト対策。これらは昔はなかったのに、新たに増えた学習です。新たに荷を積むのに古い荷を降ろさなければ、船は沈みます。教員の時間外勤務が増えるのは至極当然です。また、時代に合わない行事はカットすべきです。子どもだってその量の多さと時代遅れの行事に負担を感じています。

市町によっては4年生から実施される宿泊行事。実施前は旅行代理店の如く行き先との折衝や宿泊先・保護者とのアレルギー対応のやり取り、保護者説明会や子どもたちの部屋決めなど、実施中は夜尿の可能性のある子を夜中に起こしたりの24時間勤務です。思い切ってやめてしまえば、下見と本番に使っていた出張費を新しい教育に対応する研修に使え、他にかかっていた予算も削減できます。共同生活からの学びは多いですが、寝るのはシングルかツイン部屋で、食事も好きなものを選択する時代に、大集団で寝泊りすればギャップの大きさに苦しむ子が出て当然です。クラスには1人か2人でも、毎年3%を切り捨てるほどのメリットは見当たりません。

運動会のそもそもの目的は、日頃の成果を発表することが表向きで、裏向きは地域共同体としての祭りの一環というのが慣しでした。実態は見てもらうための運動会を目指して普段はほとんどやらないダンスやら組体操をひたすら練習しています。もちろん良い面もありますが、時間コストと照らし合わせるとコスパはかなり低いです。応援団・全体練習等の指導、うちわやプログラムの作成、当日のテント・機器の準備。基礎学力の底上げ教科内容の充実を片方で強調しながら費やす時間は莫大です。地域社会への還元といっても、校門には「部外者入場お断り」の不審者防止の貼り紙で地域からの決別を宣言しています。日頃の成果の発表なら、体育の授業+授業参観で充分です。

学芸会も運動会同様、これも見せるためのイベントです。もちろん脚光を浴びる体験は大事です。しかし、一方で学校生活12年間、脚光も浴びずに、木の役やら石の役をいやいや協力してきた人もいます。脚本選び、配役、演出、衣装作り、照明、進行、会場準備と演劇には多くの学びがあります。ただ、子どものためにと費やす時間が多い割には、残念な思いをしている子どもと保護者がかなり多いのです。劇発表は国語・英語の授業+学級活動+授業参観でOKです。

こうした主張をすると、学習は集団活動で得た仲間意識の向上の中で効果が上がるものだという反論があがります。学級集団活動は宿泊や運動会や学芸会がないとできないものでしょうか。教科学習の中ではできないのでしょうか。或いは、仲間意識が学力向上と本当に相関しているのでしょうか。ただ、大事な言葉を並べているだけのようにも思います。教科指導技術の低さを生徒指導で挽回しようとしているようにも見えます。この二つは悪循環を起こしています。生徒指導で忙しいから教科指導技術が向上しない。教科指導技術が向上しないから学力不振で子どもが満足せず、ますます生徒指導にのめり込むのです。

学校をよく見ていると教科指導の優れた先生は学級指導も上手な先生であることが多いです。教科指導の下手な先生は学級指導も下手なことが多いです。どちらかだけ上手という先生は少なく、あまりいません。自費参加の研修会に行かれる多くの先生は良い授業をしています。公費研修会にしか行かない方の授業は残念な指導が多いと感じるのは偏見でしょうか。ただこれは、研修会の主催や中身とは全く関係がないと思います。要は、一流の講師の研修は自腹を切ってでも受けたいという、プロフェッショナルとしての仕事への向かい方の違いだろうと思います。学校は勉強する場所という基本に立ち返り、これまでの集団活動を優先すべきか新たな学習課題を優先すべきか考えてスクラップアンドビルドを実行してほしいものです。一番疲れているのは子どもです。

 

教員いじめ問題

MBSニュース10/8(火) 11:55配信
神戸市立東須磨小学校で、去年から今年にかけて30代から40代の教員の男女4人が、20代の男性教員に対していじめを行っていた問題。男性教員は激辛カレーを目にこすりつけられたり、買ったばかりの車の上に乗られたりなどのいじめを受けていました。男性教員は今年9月から精神的に不安定になり学校を休んでいます。

学校では今年4月に新しい校長が着任しましたが、関係者によりますと男性教員は去年9月から今年3月まで前の校長にいじめについて相談していたということです。市教委は初めて学校がいじめを把握したのは別の教員が相談した今年6月と発表していましたが、それより早く学校は事態を把握していたことになります。市教委は今後、実態解明を進めると共に加害教員らの刑事告発も視野に処分を検討しています。
-------------------------------------------

連日この報道でメディアは大騒ぎです。確かにまともな大人社会ではありえない光景です。これは、いじめではなく暴行傷害・器物損壊・偽計業務妨害・名誉毀損・強要の罪に問われる刑法の範疇です。さらに奇妙なのは、管理職は勿論、周囲の教員は何を恐れて黙していたのかです。おそらくこの加害の中心人物は巻き込み型人格なので恐ろしくて手が付けられない教員だったのかと推測します。確かにこういう輩はいるのでしょう。教育現場だから目立ったという事で、どこにでもいるのだと思います。関電と元助役の事件とも背景がよく似ています。

目的と規律を失った組織は、自分たちの地位や安全は暴力と不正の恐怖の中で成立していると錯覚させます。構成員の錯覚で揺るがない恐怖は「生贄」を探し始め、理性を失い粛清が始まります。これは組織の大きさに関係ありません。古今東西の迫害は、全て組織の堕落とそれを原因とした錯覚から生じる恐怖の連鎖が生み出しました。圧倒的な不正や暴力が正義に置き換わり、異常人格者が祀り上げられて行きます。なんだか情けなくなりますが、つらくても私たちはこの事実と向き合って、一つ一つ正していくしかありません。

子どもたちに伝えるべきことは、One for all, All for oneと言うだけでなく、人は誰でも環境によって堕落するということも伝えなければなりません。堕落した組織は恐怖に怯え理性を失ったヒトの群れでしかなく、群れは恐怖で共食いをするということです。それを予防するには、組織ガバナンスと組織規律が必要だという事です。要はリーダーの良き采配とそれを支持して行動するメンバーシップが大事だということを政治教育と合わせて行うことが大事です。One for all, All for one.「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」は、多様性社会のバックボーンだと思います。

 

 

放課後等デイサービス「指標該当」

「指標」という項目は、状態像判定というものによって、指標(該当、非該当)が決定されます。この「該当」、「非該当」とは、簡単に言うと支援の多い利用者であるかどうかです。この項目は、放課後等デイサービスなどの事業所の基本報酬を決定するために使用されます。基本報酬とは、事業所の収入です。「該当」の割合によって基本報酬が決められます。「該当」になるためにはハードルが高いのです。これまでは、食事、排せつ、入浴、移動、行動障害のうち3つ以上について全介助 を必要が「該当」でした。一部介助、全介助を選択する基準もあいまいでした。そのため、排せつ、入浴、移動が本当であれば全介助であるにもかかわらず、一部介助となっているため、保護者から判定者(相談事業所)に伝えてほしいというお願いもあったそうです。

保護者にしてみれば、排せつ、入浴、移動は、少しは出来ているので、放課後等デイサービスの職員から〇〇君は、「全介助ですよね」と言われると嫌な気持ちになると思います。しかし、放課後等デイサービスの事業所からすると収入が減るので必死です。放課後等デイサービスにとって受け入れたがっているのは、指標該当児で軽い発達障害児です。手がかからないからです。収入が高く手がかからないのであれば、そちらの方を選ぶ事業所が増えるのは当然です。

現在の指標基準は、さらにハードルが上がり、そのほとんどが強度行動障害判定の12項目(10点以上)と、新たに「そううつ状態」「反復的行動」と「読み書き」の困難度が加わり(全体16項目中残る1項目は「大声・奇声」ですがこれは行動障害の中に入るものです)ました。その各項目(週1回で1点・毎日が2点)合計が13点以上でないと該当しないのです。この該当者の利用が半分以下だと報酬を減額するという事です。確かに、放デイには民間進出が激しく、「儲かる福祉」として参入してくることで、アニメとビデオゲーム漬けという放デイがあることや、スタッフの給与を安く抑えて経営者や株主だけがハイリターンの報酬を得ている事実も見逃せません。しかし、だからと言って強度行動障害基準に毛の生えた程度の判定基準で児童の発達支援事業の報酬基準にするのは間違いだと思うのです。

手がかかるというのはお世話の手数のことではないのです。行動障害が生じないようにいくつもの手立てで予防療育を実施したり、支援付きの援助でもよいから将来自立を目指す人に育てるのが放デイの仕事です。お世話一つにつき何円というような基準があてはまるはずもありません。支援の時間コストでいえば衣・食・移動が自立している発達障害の方に一つ一つ話を聞いて支援の最適化までの時間コストは重度の方と同じ場合もあります。ですから単純に見かけの障害の軽重で支援の軽重を図るべきではないというのが多くの支援者の弁です。そして、日本に8000人、療育手帳所持者の1.2%ほどと言われる強度行動障害の判定基準で放デイ該当児童を決めるというのは実態に合っていません。だから、多くの行政が独自の基準を持とうとしているのは良いことです。しかし、隣町に行くと基準が違うというのは税で処遇されるサービスとしては公平性に欠きます。厚労省の正しい見直しが図られるのが一番だという事です。

 

通所受給者証の使い方

この間、当事業所との契約・再契約のために持ってきていただく通所受給者証について、利用者の方の認識がまちまちですので再確認したいと思います。(京都府乙訓圏域のものを使って説明しますので、他地域は異なる記載のこともあります)

通所受給者証とは、福祉サービスを利用するための証明書で、居住される自治体から交付されます。
受給者証は、乙訓なら全部で12ページ(裏表6ページづつの2枚構成)あり、以下の項目が記載されています。時々、2枚目の「支援事業者記入用」用紙の昨年分を「書き込める空白があるから」と事業所に持って来られる方がありますが、受給者証と支援事業者記入用の2枚とも毎年更新されるもので、前年の用紙は使えません。以下、一番下に掲載した受給者証画像をもとに説明していきます。

(一)通所受給者証
住所・保護者の氏名、生年月日
児童の氏名、生年月日
交付年月日
(二)障害児給付費の給付決定内容
支援の種類
支給量等(全てのサービスを合わせて月に何日利用できるかの記載)
給付決定期間(通常1年間)
(この内容で2枠分)
特記事項欄 ※放課後等デイサービス指標該当 有・無 (どちらかに○がある)
(三)障害児給付費の給付決定内容(前頁と同じ内容、他のサービスがあれば記載)
支援の種類
支給量等
給付決定期間
(この内容で2枠分)
特記事項欄 ※放課後等デイサービス指標該当 有・無
(四)障害児相談支給給付費の支給内容
支給期間
指定相談事業所名(利用者が選んだ相談事業所名)
モニタリング期間(通常「6月ごと」等と記載)
予備欄(モニタリング対象月等が記載)
(五)利用者負担に関する事項
負担上限月額(通常は一割負担の上限限度額「4,600円」が記載)
適用期間(通常は給付決定期間と同じ期日)
食事提供加算対象者(放デイは非該当)
利用者負担上限額管理対象者該当の有無(該当か非該当が記載)
利用者負担上限額管理事業所名(複数事業所の中で上限額管理をする事業所)
特記事項欄(「複数障害児あり」と通所事業を使う兄弟がいる場合に記載)

(予備欄)乙訓はここまで6ページが1枚目(ほかの自治体では12ページ全部つながっているところもある)

障害児通所受給者証(支援事業者記入用)(2枚目の表紙)
(六)(七)障害児通所支援事業者記入欄
事業者及びその事業所の名称(育ちの広場すってぷ等を事業所が記入)
支援の内容(放課後等デイサービス等と記入)
契約支給量(すてっぷ等に月何日来るのかの契約量を記入)
契約日(事業所と利用者が新規契約又は更新契約がされた日を記入)
事業者確認印(事業所が押印)
当該契約支給量による支援提供終了日(上記契約内容を終了した日 事業所をやめる時に)
支援提供終了月中の終了日までの既提供量(契約支給量のこと)
事業者確認印(事業所が押印)

この繰り返しが数字番号で6枠続きます
予備欄
(八)(九)注意事項欄
以上が二枚目の6ページ分
乙訓圏域内でも微妙に書式が違います。例えば、特記事項欄 「放課後等デイサービス指標該当 有・無」の項目は長岡京市にはありませんし、向日市は記載はあるけど有無が記されていません。実はこの指標該当記入内容が物議を醸しだしているのです。このことは次回に書きます。

 

子どもが幸せになることば

この本にこんなことが書いてありました。ーーー子どもの発達障害への対応として、しばしば見聞きする対応で気になるのが次の二つです。第一は、不安に思っているが、「問題が表面化していないから」「担任の先生から言われてないから」などの理由で、気がついていないふりをします。親は一番身近にいて、子どもが苦しんでいることに真っ先に気がつく存在です。親が味方になってくれないと、子どもは苦しみます。もし本当に障害があるのなら、早く気がついて対応してあげることで、無用の傷つきを防ぐことができます。二つ目は自分の子には障害があるかもしれないと感じているが、子どもの苦手なことや欠点と見えることについて、親の自己流のやり方で(ネットで調べたり、本を読んだりして)克服させようとする。苦手なことを克服するために「慣れさせる」ことで解決しようとするケースをよく見聞きします。たとえば、ざわざわした音や人混みが苦手な聴覚過敏の子を「鍛える」ために、無理にそのような環境に耐えさせる。野菜の味が苦手で受けつけない子に、無理やり食べさせたりするなどです。障害がある子にとっての「苦手」は、本人のわがままや身勝手というレベルではなく、「耐えがたい苦痛」かもしれないのです。いちばん信頼している親から無理強いされることは、心の傷(トラウマ)となる可能性もあります。ーーー

とはいうものの、毎日子どもを育てているのは保護者です。気づかないふりではなく子どもの成長の可能性にかけてみようとしたり、見よう見まねで解決しようとするのはそんなにおかしなことではないです。むしろ、不安と孤独の中でそれを取り組みながら、「育児を失敗して、不幸になったらどうしよう……」「自分の思い通りに育てられない……」「正直、子育てを楽しめない」「子どもを好きになれない。できることなら一刻も早く自立してほしい」「子どもの意見を尊重したいと思うけど、つい口が出てしまう」などのネガティブな自分に嫌気がさしてしまい、心が病んでしまうことこそ要注意です。そんな時、「言いがちなことば」を「信じることば」へ変えてみるだけで親の心持ちが楽になり、結果として子どもとの関係性が改善されるというのが、この本の内容です。

【子どもが急かしてくるとき……】
・言いがちなことば「待っててって言ってるでしょ! 」
・信じることば 「ほんとに楽しみだね!」
【こぼさずになんとか食べられたとき……】
・言いがちなことば「えらいね! 」
・信じることば 「おいしかった?」
【指しゃぶりしたり爪を噛んでいるとき……】
・言いがちなことば「もう小学生になるんだからやめなさい! 」
・信じることば 「小学校、楽しいといいね」
【「もう学校には行かない! 」と言ったとき……】
・言いがちなことば「そんなことを言わないの! 」
・信じることば 「それぐらい嫌だったんだね」
【親からみて間違ったことを主張してきたとき……】
・言いがちなことば「いやそれは間違っている。その理由は……」
・信じることば 「自分の意見を言えるのはいいことだ」
【夜遅くまでテレビを観ているとき……】
・言いがちなことば「いつまでテレビ観てるの! 」
・信じることば 「先に寝るよー。おやすみ! 」
【進路に悩んで立ち止まりそうなとき……】
・言いがちなことば「あの高校に入れさえすれば……」
・信じることば 「おつかれさま。悩んでいるみたいだね」
【元気づけようと思って……】
・言いがちなことば「型にはまらず、自由に、自分らしく生きてほしい」
・信じることば 「そのままがいい。そのままで大好きだ」……etc.

子どもが幸せになることば
単行本– 2019/2/28 田中 茂樹 (著)     読んでみてください。

アップデート

OSやソフトウェアーのアップデートは、新しい機能やこれまでの不具合を改善するために行われるものです。昔に比べてネット環境が整備されてきたのであらゆるアップデートの回数が極端に増加しています。バグが出ても簡単にアップデートできるからと、不完全なプログラムが十分な検証なく商品化されている傾向があるとも言われます。ユーザにとっては、仕事や生活に利用しているものが良くなるなるのは許せますが、エラーが出て動かなくなることは1日でも困るものです。ところが、どんなに万全を期しても、プログラムはそれ一つで動くものではなく、機器そのものを動かすインターフェースプログラムと全体をコントロールするオペレーションソフトプログラムと利用者のニーズに応えて動くアプリケーションプログラムの3つの相性というものがあります。この3つも頻繁にアップデートを行うのでお互いに相手のアップデートの内容を完全には把握できないのです。その相性でエラーが起こるようです。

Appleは、9月にiOS13.1とiPadOS 13.1、iOS13.1.1とiPadOS 13.1.1に続いて、iOS13.1.2とiPadOS 13.1.2を一般ユーザー向けにリリースしました。約1週間で合計3回と、高い頻度でアップデートが公開されています。iOS13.1.2についてAppleは、iCloudバックアップが完了していてもプログレスバーが表示され続ける問題や、カメラが動作しない問題、LEDフラッシュライトが点灯しない問題、一部の自動車でBluetooth接続が切断される問題などが修正されている、と説明しています。iOS13.1.2、iPadOS 13.1.2へのアップデートは、「設定」アプリの「一般」メニューから、「ソフトウェア・アップデート」を開いて実行することができます。ダウンロード容量は、利用している端末やインストールされているバージョンによって異なりますが、アップデートは、通信環境の安定した場所で、時間に余裕を持って行うことをお勧めします。

何よりアップデートがあっても、今まともに動いているなら、すぐに更新せずに3ヶ月ほど待ってSNS等の評判も見ながら更新するのをお勧めします。一度エラーを起こしてしまうと何が原因か掴むのに相当の時間を要するからです。焦らずゆっくりと更新するのがアップデートの極意です。


 

サプリメント

体脂肪を減らしたい、階段を楽に上り下りしたい、血糖値を下げたい……。さまざまな期待からサプリメントを中心とした健康食品を手放せない人が増えています。約6割の消費者が現在利用中であり、50代以上の約3割がほぼ毎日利用しています。また、年齢が上がるほど併用数が増え、日常的に5種類以上を併用している人も少なくありません。グルコサミンやコラーゲン、ヒアルロン酸など多様な種類のサプリがインターネット通販で売られているほか、コンビニから100円ショップなどでも取り扱われています。裾野も拡大しており、犬猫などペット用ばかりか、子ども向けサプリまで登場。国立健康・栄養研究所が2010年にまとめた調査結果によると、就学前幼児の15%にサプリの利用経験があるという結果も出ています。

サプリとともに健康食品と呼ばれる特定保健用食品(トクホ)も、最近ではサントリー食品インターナショナルの「特茶」や花王の「ヘルシアコーヒー」などがヒットしています。今やサプリ、トクホを含む健康食品の市場規模は巨大な産業になっています。しかし、産業としては発展途上です。トクホは国の制度によって個別製品ごとに審査して許可されたものである一方、サプリについては、特別な許可も届け出もいりません。錠剤やカプセル、粉末など医薬品を連想させるものをサプリと呼ぶ風潮があるものの、明確な定義はなく、便宜上「いわゆる健康食品」としてまとめられています。サプリも、一定の規格基準を満たせば、「栄養機能食品」と呼ぶことができますが、ビタミンとミネラルの計17成分に限られており、ほとんどのサプリがそれ以外です。

日本の法律では口に入るもので「医薬品」でないものが「食品」です。健康食品は食品に含まれ、その中にサプリも入ります。サプリは薬ではないため、「~に効く」などの効果・効能をうたえば、薬事法違反になります。しかし、売る側としては効果・効能を消費者に伝えたいですし、消費者が望んでいるのも、このサプリがどういう場合に効くのかという十分な商品情報です。

ただし、健康食品の中でも「脂肪の吸収を抑えます」など、国が一定の範囲内で効果・効能に“お墨付き”を与えているものがトクホです。トクホ制度は91年にスタート。当時の日本の研究によって、食品には栄養補給(1次機能)とおいしさ(2次機能)のほかに、生体調整機能(3次機能)があることがわかり、これについて「機能性食品」と位置づけた世界初の制度です。しかし、機能性表示ができる機能が整腸作用やコレステロール、中性脂肪など9分類から広がらず、メーカーの開発意欲は低下し07年をピークにトクホは縮小傾向にあります。トクホと同じく一定の効果をうたえる栄養機能食品についても、ビタミンとミネラル以外に対象成分が広がりませんでした。

これに対して、今後の成長が見込まれるのは、皮肉なことに法制度が未整備のいわゆる健康食品であるサプリです。機能と種類が豊富であるほか、原価率が非常に低く、中小企業でも参入が容易で、トクホのように数億円する莫大な開発費用や期間もかからないのです。日本通信販売協会によると、サプリを販売する会員企業のうち、サプリ事業の売上高が1億円未満の企業は約3割を占め、同10億円未満で見ると、その割合は約6割にも上ります。

テレビで何度も繰り返される宣伝には閉口しますが、それくらい資本投下しても儲けがある証拠です。テレビのバラエティー番組などで扱われているものは、その後ろで札束が飛び交っているかもしれません。そもそも何々酵素がどうのこうのと効能を言いますが、酵素はタンパク質です。そして口から入ったものは全て腸の中でアミノ酸に分解されてしまいますから、酵素は消えてしまいますし、体の中でそれだけが再生産されるわけでもありません。科学的な装いのコマーシャルの実態はとんでもないエセ科学である場合があります。発達障害や認知関連のサプリメントにも様々なものが紹介されています。全て眉唾と言うわけではないですが利用者の足元を見た商売のための宣伝が多いのも事実なので見極めの目が必要です。

感情の理解

発達障害の特徴のひとつに、自分の感情の理解が難しいという場合があります。自分が感じている気持ちがはっきりとわからない時があるのです。たとえば嫌な感じを受け取っていても、「不安」なのか「怒り」なのか「悔しさ」なのかの違いがわからず、嫌な気持ちだけが悶々と溜まってしまい、大きなストレスになったり、溜まりすぎてパニックになることもあります。また怒りを感じても、何に対して怒っているのかが理解できずに曖昧になってしまい、ただ怒っているという感情だけが高まって爆発してしまうこともあります。

ストレスや不安を対処できる人は、ストレスを感じた際には場所や行動を変えて気持ちを切り替えたり、好きなことや楽しいことをして発散することができます。自分で解決ができなくても、親しい人に愚痴を言ったり悩みを聞いてもらうことで気持ちを落ち着けることができます。発達障害の子は自分での解決はもちろん、親や親しい人に自分の思いや悩みを打ち明けることも難しいため、自分一人でストレスや不安を抱え込んでしまいます。また、嫌な事や怒りを感じることがあったら言葉で「やめてください」などと相手に伝えることができますが、コミュニケーションが苦手な子はそれも言えずにストレスがたまる一方になる場合があります。

様々な気持ちや感情とその対処は、コミュニケーションなどの対人関係の中から学ぶことが多いです。発達障害の子どもはそもそもコミュニケーションを取るのが不得意であったり、様々な社会経験を体験する機会が少ないため、自分の気持ちを理解したり感情をコントロールする経験が少なく難しくなることもあります。発達障害の中でもADHD(注意欠陥・多動性障害)などのように、衝動性の特徴が強いと、イライラを感じた際に、自分を抑えることができず突発的に感情を爆発させてしまいます。衝動性とは今の状態や今後のことを考えずに、思ったことをそのまま行動に移してしまう特徴で、衝動性が強いことでここで怒りを爆発させてしまったら後々どうなるかまで頭が回らず、その場で怒ったりしてしまいます。

子どもがイライラした時やストレスを感じた際には、本人に自分の気持ちやその度合いを確認してもらいます。気持ちを確認する上では『どのような気持ちか』『誰に対する気持ちか』『どの程度のものか』が重要になります。子ども本人が自分の気持ちを理解するのが難しい場合には、周囲の大人が子どもの状況を見て気持ちを汲み取ってあげ「○○でイライラしたのだね」「□□に対して怒っているのだね」と気持ちを代弁し一緒に確認をします。イライラなどの怒りやストレスを感じている場合には、誰に対する気持ちなのかを明確にするのも重要です。誰に対する気持ちなのかをハッキリさせると、あの人にそこまで怒らなくてもいいなというフィードバックの力が働いて鎮まることもあります。

自分の気持ちを理解できる子の場合には、イライラの度合いのメーターや表などを用いてどれぐらいイライラしているかを確認しましょう。メーターや表などがない場合には「レベルいくつの怒り?」など聞いてみて、気持ちの度合いを確認する方法もあります。ストレスやイライラを感じていた場合には、落ち着けるような場所や行動へと誘導したり、イライラを解決できる方法を一緒に考えます。自分がストレスなどを感じていても対処方法がわからないため、溜め込んで感情が爆発してパニックなどになってしまう場合には、適切な対処方法を教えてあげましょう。対処方法はその子の特性や発達レベルにもよりますが、クールダウンの方法を教える、誰かに助けを求める、安心できるグッズを持たせるなどの方法があります。

学校などではクールダウンをできる個室やスペースを作って自分で逃げ込めるようにします。スペースが用意できない場合には潜り込む事のできる毛布、周囲の視界をさえぎる為のアイマスク、音を遮断するためのイヤーマフなどを準備し、それらの使い方などを教えます。自分で対処が難しい場合には、親や先生など周囲の人にストレスを感じていることを伝える方法を教えます。言葉で自分の気持ちを伝えることが難しい子どもには、表情の絵カードを用意したり、助けを求めるための簡単なサインやジェスチャーを教えてあげましょう。おもちゃやヌイグルミなど持つことで気持ちの安定がはかれる安心グッズがある場合には、安心グッズを持たせてあげましょう。また、空腹で気持ちが苛立っている場合には飴やちょっとしたお菓子を渡すといった方法もあります。

子どもがどのような状況や状態に弱くストレスを感じているのかを、事前に本人や周囲の人が知ることも重要です。どの場面でイライラを感じたり、ストレスを受けるかがわかれば対処もしやすくなります。ストレスから癇癪やパニックを起こした場合には、その状況や原因を記録して確認をしましょう。また、直近の出来事ではなく、以前の出来事を引きずってフラッシュバックしていたり、過去のことでストレスを感じていることもあるので事前に何が有ったかなども必要です。様々な感覚過敏がある場合には、音、光、臭い、場所、雰囲気、人や物など、感覚として影響するものを確認しておきましょう。

消去抵抗に負けないで

「部分強化効果」連続強化条件よりも部分強化条件の方が消去抵抗につよい(消去しにくい)のです。つまり、何回もこれが大事だというより時々これが大事なんだと言った方が効果が高いということです。彼氏に毎回会いにいきその度に好きだよと言われるより、毎回会いにいき時々好きだよと言われる方が嬉しい気持ちは高いといえばわかるでしょうか。しかも、ランダムに言われる。いつも言われるよりはるかに効果が大きいのです。だから毎回欠かさず会い行くことになります。これが変動比率スケジュールによる最強の部分強化です。

この最強の部分強化が不適切行動に応用された場合、消去するのは並大抵ではないのです。きっとまた好きと言ってくれるかもという最強の部分強化の餌食になるからです。これをきっぱり「彼は私を金輪際好きとは言わない」と自ら納得するにはどうすればいいでしょう。

自分の思い通りに周囲をコントロールしたいという動機に対して、それは叶わないと諦めてもらうには、思いが実現しない期間の長さと、願いはきっと叶うという不適切行動がバースト(エスカレート)しても耐え忍んで対応(無視)し続けることです。そうすれば時間はかかっても消去の時がやってきます。

行動療法を実践する人が、なぜそんなに力強く言えるのかと言うと、もちろん科学的根拠に基づくのはいうまでもないですが、この「パチンコ理論の行動消去に何度も成功した」という部分強化の学習をしているからです。期間も違うあれこれの問題行動の消去を直接にも間接(助言)にも実現したと言う変動比率スケジュールの部分強化の体験をしているからです。

貴方もくじけないでください。必ずやってくる不適切行動の消去まで頑張りましょう。子どもが受け入れてくれるには時間は相当かかります。だから、様々な不適切行動の結果として、ゲームを与えてはいけません。ゲームを買ってはいけません。テレビやゲームの時間を譲ってはいけません。「約束したこと」は不適切行動で譲ってはいけないのです。子どもたちは何の悪気もないのです。前は叶ったから、もしかしたら譲ってくれるかもという変動比率スケジュールによる部分強化の学習をしつこく続けようとしているだけです。その学習は実現させてはいけません。その決意が負の学習の終結を決定します。また、このブログでは繰り返しすぎるほど強調しますが、具体物を含めたあらゆるレベルでの自発コミュニケーションの獲得による適切なコミュニケーション場面の日常的な実現と、適切な行動を褒められる体験が増加する(強化される)機会を意識的に作り出すことが、小手先の無視行動よりもはるかに強い影響を与えます。

パチンコ理論

応用行動分析を学んでいる方ならパチンコ理論は耳にした方は多いと思います。パチプロでない限りは、パチンコはトータルでは負けるものと相場が決まっています。そうでなければパチンコ屋さんは倒産しているはずです。それを知りながらも、「私だけは違う!儲けられる!」とつぎ込んでいく仕組みがパチンコ理論です。パチンコでフィーバーするとジャンジャン球が出てきて、脳内に報酬ホルモンのドーパミンもバンバン出てきて気持ちいいのです。あの気持ちよさをもう一度という生理的欲求とあわせて、フィーバーはたまにごく稀に法則性もなく実現するから、今度こそ当たるかもしれないという動機を強く作るのです。これを部分強化といいます。

部分強化の王様は変動比率スケジュール(Variable Ratio schedule:VR)と言い、強化子が与えられる条件が変動する回数のスケジュールです。回数が固定している法則性があるものを固定比率スケジュール、ないものを変動比率スケジュールといいます。変動比率スケジュールで獲得された行動は、高頻度で自発され、消去されにくい傾向があります。ほとんどのギャンブルが変動比率スケジュールで強化されていきます。

さて、これを不適切行動に置き換えると、大声を出したり、奇声を上げたり、地べたにひっくり返ったり、嘘をついたりすると、たま~に要求が実現します。しかも実現しない日もあるので、これは法則性がなく変動比率スケジュールと言えます。つまり、このパターンは、変動比率スケジュールで獲得された部分強化の行動であり、高頻度で自発され、消去されにくい傾向があるのです。いわゆるパチンコ理論による「しつこく繰り返される不適切行動」がこれにあたるわけです。この部分強化された行動をどう消去すればいいか、以前もすこし応用行動分析の投稿「応用行動分析を支援に生かす (7/23)」で書きましたが、次回に考えてみたいと思います。

固定比率スケジュール(Fixed Ratio schedule:FR)

変動比率スケジュール(Variable Ratio schedule:VR)

 

消費税

消費税が今日10%に引き上げられました。五年半ぶりの増税です。今回は軽減税率が導入され、飲食料品(外食と酒類を除く)と定期購読の新聞の税率は8%に据え置かれます。キャッシュレス決済のポイント還元制度も始まり、消費税の仕組みは、これまでより複雑になります。

軽減税率の導入により、外食と酒類を除いた一般的な飲食料品は、一日以降も軽減税率で8%と変わりません。しかし、8%か10%か、店頭で戸惑いそうなものも多いです。例えば調味料は8%ですが、みりんは酒税法で酒類に分類されるため、10%。みりん風調味料なら8%、料理酒も例外はあるけど8%です。また、キャッシュレス決済のポイント還元制度では、対象店舗でクレジットカードなどで支払うと、ポイント還元が受けられます。還元率は中小の店舗が5%、フランチャイズチェーン店舗が2%。事実上の「減税」となります。全国では約五十万店舗が還元制度を導入しますが、対象事業者の四分の一にとどまっており、店頭ポスターやノボリなどで確認する必要があります。

ややこしい、ややこしいと言いつつ、キャッシュレスの方がポイントがつくので、筆者は5%ボーナスポイントのあるPayPayにして、コンビニ(2%還元)ではじめてスマホ購入をしました。便利です。レジのお兄さんも、キャッシュの出し入れが少なくなって楽ちんとは言っていました。食品はしばらく据え置かれるとはいえ、放デイの消耗品も賃貸料もあれやこれやを消費税をかぶり続けるわけにいかないのでどうしたものかと検討中です。