すてっぷ・じゃんぷ日記

2019年10月の記事一覧

障害者スポーツのつどい

スポーツする機会を持ちにくい障害のある方々にスポーツの喜びを伝えたい。どんな重い障害のある 方々にも、スポーツの喜びを伝えたい、という想いで昭和47(1972)年に「心身障害者(児)スポーツのつどい」 が府立体育館で始まりました。その後、障害者スポーツ振興会が立ち上がり各地でも開催するようになりました。乙訓では向日市体育館や長岡京市立スポーツセンター、大山崎町体育館でも毎年開催されています。最近は、家族で参加する交流イベントとして定着しているようです。今日もたくさんの方が参加しており、利用者の方も家族で参加されている様子が見られました。景品もたくさんもらって帰ってきました。

 

トークンエコノミー

みんな大好きなyoutube鑑賞、以前子どもの好きなyoutuberのお話「子どもユーチューバー 8/24」を書きましたが、それ以外にもマイクラの動画や子供番組の動画を自由時間に見ています。

問題は「さようなら」の前にyoutubeを見ているのでちっとも終われない人がいます。「かえりますよー」とスタッフがブロークンレコードになっても手ごわいです。あ、話変わりますが「ブロークンレコード=壊れたレコード=針飛び繰り返し再生」のレコードの比喩は平成生まれの方にはわからないのです。

閑話休題。早く準備するように、いくら言っても聞いてもらえないので、トークンエコノミー(トークン2つたまったら飴玉)を使いました。すると、「わかった」と即日了解で、てきぱきと片づけをして「さようなら」をしてくれました。社会的な目的がわからない場合、まずは個人的に目的が明確になり、その行動が褒められることで社会的目的に気づくという2段構えとなります。

懇談会と支援計画

9月から11月にかけて保護者懇談が多く開かれます。これは放デイの契約を春か、秋に結ぶことが多いからです。支援計画は半年に一度子どもの様子の変化を見て見直されますので半年に一度の懇談会に向けて書き換えられます。

この支援計画ですが、振り返りと新しい計画をA4で2枚程度の書式で書くのでコンパクトに要点だけを書く必要があります。また、保護者と共有する情報ですからできるだけ専門用語を使わないで具体的に記述する必要があります。

よく「~をめざして適切な支援を行う」などと「適切な」とか「好ましい」等の抽象的な形容表現が多く結局何をすればいいのかわからない計画書を見かけます。「~のために~する」という具体的な表現になるようにするには、かなりのアセスメントと支援のキャリアが必要です。

放デイの中の児童発達支援管理責任者(児発管)とはこうした高い支援のキャリアを職種として認めているものです。この職種がいる放デイは、質の高い支援が見込めるとして国や利用者に加算請求ができるのです。懇談会には必ず児発管が参加しますから、わかりにくい計画があれば質問してみましょう。

おトイレ大作戦

子どもは繰り返し動くものや、一定の間隔で動くものが大好きです。そのため、蛇口をひねると常に同じように流れる水を好みます。水も蛇口をひねって流す水や、水洗トイレのレバーをひねって流したりとそれぞれです。子どもによっては水洗トイレ自体の水ではなく、トイレ上部のタンクに水を流し込む部分の水の流れを好むこともあります。ASDなど発達障害の子どもは視覚からの刺激に敏感である事が多く、様々な光のきらきらした様子や光の動きなどに強い興味を示すことが多いです。結果、トイレでおしっこをまき散らすこともあります。解決策としてトイレのドアに鍵をかけて、必要な時はスタッフがついて入る方法が提案されました。しかし、この作戦には弱点があります。人がいれば適切にするが、人がいなければ不適切になる可能性が極めて高く、トイレにいつも人がついていないといけなくなり、行動問題が自立の幅を狭めてしまいます。もっと良い方法はないか?おトイレ大作戦を検討中です。