すてっぷ・じゃんぷ日記

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余暇を探す

Q君は暇な時間が上手に過ごせません。ブロックを組み立てるとかyoutubeを見るとかキャラクターを並べるとかの興味のあることがあまりないので、大人の注目を集めるようないたずらをします。PCの電源を引き抜いたり、ドアから出たり、仲間の作業の邪魔をします。

余暇の過ごし方は、本人の好きなことを保障します。しかし、好きなことが大人の注目を集めることとなると目が離せなくなります。余暇とは余った暇と書きますが実は大変重要な意味を持ちます。自分の楽しみを実現する時間です。もちろん、対戦スポーツなど人を必要とするものもありますが、基本的には一人で楽しめる活動がないと自立が困難となります。

Q君はロゴや文字などの書写の能力がありそうなので、レタリングやカラーリングの作業が好きにならないだろうかなどと話しています。考えてみれば、本来、余暇の内容は本人が決めるもので、他人が余暇の内容を考えてあげるというのも不思議な感じですが、人がいなくても一人で過ごせるというのは思春期以降の大切な力です。Q君の余暇が見つかるように、彼の強い力を生かせるものを考えていこうと思います。

余暇支援

Kさんが、人にくっついて離れないのは自分の好きなことが見つからないからではないかという話をしました。自由時間の使い方は、多くの子どもは読書かyoutubeやDVDを鑑賞します。

Kさんもタブレットを使ってはどうかという意見に対し、自分で終わることができないので、結局やめるやめないの大騒ぎなって、大人との関係が悪くなってしまうから使って貰いたくないという反論が出ました。

だったら自動タイマーでタブレットが使えなくなるアプリを導入したらと提案をすると、それがあるなら大丈夫みたいです。DVD鑑賞も時間が来たからと大人が消すと大騒ぎになるけど、後ろからそっとリモコンで消すと何もなかったかようにやめることができるそうです。必要は発明の母。このアプリ開発者も同じ悩みだったのかもしれません。ご家庭でもオススメです。英語版ですが日本語説明のWEBもあるので設定は簡単です。DinnerTime Plus  (Android版だけです)。

iPadはスクリーンタイム(iOS 12)という機能が標準装備であるのでこちらをお使いください。Android9のDigital Wellbeing にも同じような機能がありますが簡単に解除できることと、Android8以前のタブレットでは動作しないようです。