すてっぷ・じゃんぷ日記

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リコーダー支援グッズ Y先生のアイデア通信2

リコーダー支援グッズ Y先生のアイデア通信2

3年生の子どもたちがじゃんぷ(放デイ)にきています。
学校で子どもたちが困ることは学年によって共通しています。

3年生ではリコーダーが始まります。リコーダーが始まって困ることの多くは
①指で押さえる穴がぴったり押さえられず、すきまができる。
②見本の手を見ていると左右が反対になる。
③はじめは簡単な楽譜からスタートするのでできているつもりだが、曲になるとふけなくなる。
④楽譜の音と指とふく動作を3つ以上になるので同時にできない。
⑤そうなると 速さについていけなくなる。
⑥家でゆっくり練習していても、低い音がうまくでなくて曲にならないのでいやになる。
などなど その局面で様々です。

まず大事なことは単純な音出しの時に、うまく穴を押さえられるようにすることです。
しかし穴がどこにあって、どれぐらいのぴったりさで押さえたらいいのかが分かりにくいのです。しっかり押さえようとして力が入りすぎると余計にぎこちなくなっていやになります。その時に抑えやすくすることをサポートして音を出しやすくすると楽に練習できます。いま便利なグッズが出ています。

次に手が反対になるケースです。反対になるのには理由があります。
右利きの子は右手でリコーダーを操作してしまいます。指を動かすことと支えることが同時にできるのは右手だからです。
そこでリコーダーを支えるサポートすると、左手でも指が操作しやすくなります。その道具が最初からリコーダーにはついています。その使い方を教え、慣れるまで十分に使わせてあげることです。

穴がうまく押さえられて、持ち方が落ち着いてくると、曲に合わせるようになります。音階と運指がうまく合うようにサポートします。いろいろな方法がありますが、一番の悩みは「この音はどんな押さえ方だった?」と悩んでしまい、間に合わなくなることです。
そこで、運指を簡単な図で示し、音と曲に合わせてすぐにわかるようにします。下のような楽譜にすると分かりやすくなります。
それをすぐに作れるシール(ハンコ)も発売されています。

ほかにも子どもたちの困りポイント(サポートのヒント)はあります。ぜひ一度相談ください。

リコーダー 運指ゴムスタンプ

ふえピタ ソプラノリコーダー用演奏補助シール(amazon)

Y先生のアイデア通信

じゃんぷではちょっとしたアイデアで学校の学習等が取り組みやすくなるものを紹介しています!

小学生は学校と家庭と地域でコミュニケーションや社会性を広げていきます。

その中でも学習にかかわる時間は多いものです。保護者の悩みも学習に関することが多くなります。学習している学校や家庭での宿題の場面で、ちょっとしたアイデアやサポートを知っていると過ごしやすくなります。

学習の中でも「書く」ことが一番多くなります。
「ていねいに書いて」
「3年生になったらすばやく書いてね」
「よく見て書いて」
などなど学年が変わると今までとはちがう声かけが多くなります。

書いていると、書くことに必死でどこを書いているのかわからなくなったり、覚えて書こうと思うと書くたびに違う字になったりします。
早く書いて友達と遊びたいけど、時間が足りない、家でも書き直しが多くなり書きたくなくなるなどの悩みをよく聞きます。
特に小学生のサポートは学習と切り離せません。中でも「書く」ことと過ごしやすさは切り離せません。学習をうまく支援することで生活もすごしやすくなるのです。

そこで「書く」ことの大変さを理解する時に、案外見落とすのが筆圧の強さです。丁寧に書こう、きれいに書こうとして強くなります。強くなると時間がかかります。書き直しがあると時間がかかり、いやになることが多くなります。

「じゃんぷ」では、こんな道具を使って書いてみませんかと紹介し、体験してもらい自分の学習方法を見つけてもらいます。一人一人に応じて様々なものが出ていますので使いやすいものをお知らせしています。
相談したい方はぜひご連絡ください。

Y通信1 「書く」.pdf