すてっぷ・じゃんぷ日記

タグ:ジグ

就労支援

P君にASD(自閉スペクトラム症)の子どもたちに使っているジグ(作業を進めやすくする補助具)を使って自立課題に取り組んでもらいました。「できました」と言ってくれたので点検すると、不揃いな「完成物」が出来上がっていました。使った課題はボルトワッシャーナットをビニール袋に入れる20セットほどの組み立て包装です。

あっちの袋にはワッシャーが2枚入ったセットやら、こっちの袋はナットが入ってないセットやらでバラバラでした。完成品モデルは目の前に示していたし、何回かセット方法は教えはしたのですが、やっているうちになんとなくイメージで作ってしまった感じです。これはASDの子どもたちにはほとんどない間違い方ですが、短期記憶が弱く注意集中が持続しにくい人たちにはよくある間違い方です。

P君は人懐っこくて、指示に対しても「はい」と丁寧に答えてくれる高等部生です。簡単なものであっても作業が正確にできることは就労に結びつきつきます。これからP君に合いそうなジグやワークシステムを工夫して就労に結びつくように支援していきます。

餃子づくり

前回の餃子づくりは、皮から作り―の、手で包み―のでしたから、子どもには難しすぎて昼の時間を大幅に過ぎてしまいました。餃子の皮は市販品、製作ジグ(物を作るときに誰でも作れる仕かけ)には餃子作り器を購入してリベンジに準備しました。餃子の具材の量は10gが丁度良い分量です。包んだら時間を置かずに焼かないと具材の水分で餃子の皮がくっついて破れてしまうので早く焼きましょう。水を入れて蓋をして蒸すと早く焼けます。てなことで、時間通りに完成しました。