すてっぷ・じゃんぷ日記

タグ:外遊び

外遊びの科学的根拠

小学生高学年のY君らは「外で遊びたくない、面白くない」とよく言います。じゃぁ室内で何がしたいのと聞くとゲームかパソコンです。放デイ以外の日は外で遊んだことなどないというのです。友達もいないし、だいたい高学年は習い事で時間も合わないという悪循環で、友達と交流するのは学校か放デイだけだというのです。

外で遊ぶと、①太陽の光を浴びることで基礎代謝があがる②体を動かすことで心肺機能が高まる③空腹感を感じることで食欲がわく④睡眠の質があがる⑤生活のリズムが整う⑥運動することでストレス発散となりポジティブ思考につながる。ことを、丁寧に医学心理学的に説明しています。

丈夫な骨を作るためには、運動や日光を浴びてビタミンDを増やすことが重要で、夏は紫外線量が多く、ビタミンDを短時間で効率的に増やせるから夏に背が伸びやすく骨折もしにくいと説明します。背は高くなりたいと皆思うようでしぶしぶ外に出ています。あと、抜け毛は諸説あるので原因は一つではないけど、有酸素運動とストレス防止と抜け毛防止は関係があるという人もいるらしいというと、男の子は靴を履きだします。ただし頭皮に紫外線はほどほどにねと帽子を渡します。みんな、外で遊ぼう。

 

外遊びのススメ

これから気持ちのいい気候です。みんな今日も元気に外に遊びにいきました。遊んでいるうちに体力がつき運動能力も高まります。外遊びは屋内遊びでは得られないメリットがたくさんあります。

1地面のデコボコを体で感じてとらえ、バランスをとって歩いたり走ったりする調整力ができる。2斜面を登ったり降りたりすることで体幹の筋肉が鍛えられる。3外の空気や日光からの刺激を感じ、皮膚が強くなり、メラトニンの分泌でよく眠れる。4四季折々異なる空気を繊細に感じとれる感性が磨ける。

外に出て体を動かすことで、五感が研ぎ澄まされ、微妙な違いを感じ取ることができます。生きていくうえでは、豊富な経験が強みになりますが、外遊びで得られる五感の経験は何事にも変えがたいものです。外遊びでは運動神経と共に感覚が鍛えられるのです。また、体幹を鍛えることは重要とされていますが、様々なメリットがあります。

1全身バランスよく成長する。2姿勢がきれいになる。3腹が据わり度胸がつく。4疲れにくい体になる

外でよく遊んでいる子ほどこれらの強みが見られます。天気の良い日は外で遊ぼう。公園よりも野原や山道や堤防の凸凹は体や心の柔軟性を育てます。お天気の良い日は外で遊ぶに限ります。