すてっぷ・じゃんぷ日記

表出コミュニケーションと連携課題

T君が送迎車から頑なに降りようとしません。「T君降りようね~。」とすてっぷの写真を見せますがT君は泣きながらシートベルトにしがみつくだけです。

「車で公園に行きたいのかな?」と思って公園の写真も見せますが泣きわめく一方…。結局は「車の中で寝ていたい。」ということでした。

こういう時は「寝るのは部屋の中でするよ。」と教えますがパニックになった状態では中々子どもには理解できません。(そもそも放課後等デイで寝させるのは適切ではないですが…)

T君には「寝るのはソファでします。」と視覚支援で教えていこうと思っていますがT君が要求の時に泣きわめく理由を考えました。

やはりそれで要求が叶った経験があるのでしょう。そうではなく,適切な拒否の表現を教えていく必要があります。(手や首を振る,代替の活動を選択する等…)

ただT君は1年生の子どもなのでどの場所でも丁寧に取り組む必要があります。あらゆる場所で指導方針が違うと子どもは混乱し、不適切行動が増えるかもしれません。各機関との連携が必要ですが、双方の考え方が違うとこちらのほうが子どもの支援より更に難しい場合があります。

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